池袋発・アジアンビストロ「アガリコ」— 異業種から飲食業界の最前線へ!株式会社BigBelly・大林社長の挑戦

アジア料理の魅力を発信し続け、日本国内で数々の飲食店を展開している株式会社BigBelly代表・大林さん。

大林さんのキャリアは単なる飲食業の枠を超え、新たな食文化の創造に挑戦し続けてきたものでした。

本場の味を忠実に再現しつつ、日本ならではの視点を取り入れた革新的なアプローチで、多くの人々を魅了してきた大林さん。現在はアガリコグループを抱える株式会社BigBellyの代表をしながら、日本居酒屋協会の会長も務められています。

今回は、大林さんにこれまでの歩みや飲食店経営の哲学、そして今後の展望についてお話を伺いました。飲食業界で培った経験をどのように活かし、どんな未来を描こうとしているのか。挑戦を続ける大林さんのストーリーを、ぜひご覧ください。

目次

異色の経歴を持つ大林さんのルーツ―家系に刻まれた「食」のDNA

株式会社BigBelly代表・大林さんとの対談様子①
株式会社BigBelly代表・大林さんとの対談様子①

ケージー: 今日はよろしくお願いします!大林さんの話、めちゃめちゃ楽しみにしていました。

大林さん: こちらこそ、よろしくお願いします!

ケージー: まず、大林さんが「食」に関わることになったルーツについてお聞きしたいんですが、ご家族の歴史もすごいんですよね?

大林さん: そうですね。実はうちの家系、「食」に関わる仕事をしてきてるんですよ。祖父が三角サンドイッチの発明者なんです。

ケージー: えっ! あのコンビニでも売ってる三角サンドイッチですか!?

大林さん: そうです。もともとサンドイッチって四角いのが主流だったんですよ。でもあるとき、おばあちゃんが苺のショートケーキを買ってきたんです。表に苺が乗ってるけど、中を切ってみると意外と具材が少ないことに気づいて、「サンドイッチも半分に切って中身が見えたほうが親切なんじゃないか?」って考えたのが始まりです。

ケージー: すごい発想ですね! それがきっかけで三角サンドイッチが生まれたんですか?

大林さん: そうです。さらに、サンドイッチを三角形に切るだけじゃなく、三角形の袋の特許まで取ってたんですよ。東京オリンピック(1964年)の前に特許を開放して、それが今のコンビニの定番スタイルになったんです。

ケージー: じゃあコンビニのサンドイッチの形って、おじい様の発明が元になってるってことですか?

大林さん: そうですね。実はNHKとかにも取り上げられていて、Wikipediaにも名前が載ってるんですよ(笑)

ケージー: まさに食のクリエイター一家ですね…!

大林さん: そうかもしれませんね。うちの親父はユナイテッド航空に勤めていて、僕自身も幼少期から海外に行く機会が多かったんです。

ケージー: 幼い頃から海外の食文化にも触れていたんですね。

大林さん: そうですね。いろんな国の料理を自然と体験していました。そういう環境が、のちに飲食の道に進むきっかけになったのかもしれません。

異業種から飲食の世界へ―全国を巡り培った「食」への視点

株式会社BigBelly代表・大林さんとの対談様子②
株式会社BigBelly代表・大林さんとの対談様子②

ケージー: そんな食のルーツを持つ大林さんですが、最初から飲食の道に進んだわけではないんですよね?

大林さん: そうなんです。大学卒業後は工務店の営業をやっていました。最初の配属が静岡で、その後、九州の小倉、三重県、名古屋と転々としていましたね。

ケージー: 全然違う業界じゃないですか! でも、全国を回られたことで、何か影響を受けたことはありましたか?

大林さん: めちゃくちゃありましたね。地方ごとに特色のある食文化があって、それがすごく面白かったんです。例えば、九州に行ったときに「サバが生で食べられる」っていうことに衝撃を受けました。

ケージー: 九州のゴマサバとか、関サバとかですね! 確かに東京だと高級なイメージがあります。

大林さん: そうそう。でも、九州では普通に空輸で運んで、それを新鮮な状態で食べられる。地方にはその土地ならではの「美味しいもの」があって、そこに地元の人の食文化が根付いている。これがすごく面白かったんです。

ケージー: 確かに、それぞれの地域の「地産地消」の文化に触れるのは、すごく貴重な経験ですね。

大林さん: そうなんです。4年ほど工務店で働いた後、おじいちゃんがやっていたサンドイッチ屋さんがまだ大学の前にあったので、そこを継ごうと考えたんです。でも、時代が変わっていて、単にパン屋をやるだけでは難しいと感じました。

ケージー: なるほど、それで飲食業にシフトすることになったんですね。

大林さん: そうですね。そこから、全国の美味しいものを提供する飲食店をやりたいという思いが強くなっていきました。当時はまだ今ほど「ご当地グルメ」が一般的ではなくて、地方の美味しいものを東京で食べられるお店って少なかったんですよ。

ケージー: 今なら「ご当地グルメブーム」がありますけど、当時はまだそこまで一般的ではなかったんですね。

大林さん: そうなんです。それで「全国の美味しいものを集めた居酒屋をやったら面白いんじゃないか?」っていう発想が生まれました。でも、まだ飲食の経験がなかったので、まずは飲食店で修行しようと思ったんです。

ケージー: なるほど! そこで、飲食業界に飛び込むことになるわけですね。

飲食業界への第一歩―グローバルダイニングでの修行

株式会社BigBelly代表・大林さんとの対談様子③
株式会社BigBelly代表・大林さんとの対談様子③

ケージー: それで、実際に飲食業界に入るために、最初はどんなお店で働かれたんですか?

大林さん: 最初に働いたのは六本木のハワイアンレストランでしたね。ハワイが好きだったこともあって、「ハワイアン レストラン バイト」と検索したら出てきたお店があって(笑)。たまたま新規オープンのタイミングだったので、すぐに応募しました。

ケージー: えっ、それって完全に直感で飛び込んだ感じですか?

大林さん: そうですね(笑)でも、ここで働いた経験が、のちのちすごく役に立ちました。最初はキッチンの経験もなく、いきなり料理人としてオープン準備から入ったんです。

ケージー: 料理の経験ゼロから、いきなりキッチンに? それは大変そうですね…。

大林さん: めちゃくちゃ大変でしたね。でも、そのお店の出資者が曙(元横綱)だったりして、面白い人たちが集まる環境だったんです。芸能人のお客さんも多くて、飲食の現場だけじゃなくて、人脈の広がりもすごかったですね。

ケージー: あの横綱・曙ですか!?すごいですね(笑)でも、そこからいきなりアジア料理に行くわけではなかったんですよね?

大林さん: そうです。ハワイアンレストランで約1年働いた後、次に入ったのがグローバルダイニングです。そこではタイ料理をやっていました。

ケージー: そこからグローバルダイニングで働かれるんですね!

大林さん: そうなんですよ(笑)でも、グローバルダイニングの文化が特殊で、時給の昇給が「選挙制」だったんです。

ケージー: 選挙制? どういうことですか?

大林さん: 毎月全社員とアルバイトが集まって、時給を上げるかどうかを投票で決めるんです。「この人は昇給に値するか?」を、みんなの前でプレゼンして、手を挙げてもらうシステム(笑)。

ケージー: それはめちゃくちゃ厳しい環境ですね..!!

大林さん: そうなんです(笑)でも、その経験のおかげで、「どうすれば評価されるか?」をすごく意識するようになりました。結果として、僕はバイトリーダーになり、社員を目指すようになりました。

ケージー: でも、グローバルダイニングって、普通に社員になるのも大変ですよね?

大林さん: そうですね。でも、僕は「タイ料理を本場で学びたい」と思って、ワンウェイチケットでタイに渡りました

ケージー: 海外で修行するためにワンウェイチケットでタイに行かれたんですか?

大林さん: はい。現地のタイ料理屋で住み込みで働きました。昼は市場で食材を調達して、夜は店で料理を作るという生活。

ケージー: すごいですね…。完全に現地の人と同じ生活をしていたんですね。

大林さん: そうですね。Googleもない時代だったので、言葉も通じず、指差し会話帳を片手に必死でした。でも、その経験があったからこそ、「本場の味をゼロから作ることの大切さ」を学びました。

ケージー: なるほど…。じゃあ、帰国後はその経験を活かして本格的に料理の道に進んだんですね?

大林さん: そうです。帰国後にグローバルダイニングに戻って、最終的には渋谷の「モンスーンカフェ」の料理長になりました。売上を大幅に伸ばして、そこからさらにお台場、船橋、ディズニーランドのある舞浜モンスーンへと、どんどん大きな店舗を任されるようになりました。

ケージー: すごいキャリアですね! まさに実力で成り上がっていった感じですね。

大林さん: そうですね。グローバルダイニングでは「どうすれば売れるか?」を徹底的に学びました。マーケティングも試行錯誤して、いろんなメニューを試したり、飲食店の経営戦略を学ぶ場にもなりましたね。

「アガリコ」誕生―飲食業界での経験を活かした独立の道

株式会社BigBelly代表・大林さんとの対談様子④
株式会社BigBelly代表・大林さんとの対談様子④

ケージー: グローバルダイニングでの経験を積んだあと、ついに独立を決意されたんですね?

大林さん: そうですね。2011年にグローバルダイニングを辞めて、池袋で「アガリコオリエンタルビストロ」をオープンしました。

アガリコオリエンタルビストロを創業された時の写真(一番左が大林さん)
アガリコオリエンタルビストロを創業された時の写真(一番左が大林さん)

ケージー: それがまさに、今のアガリコさんの始まりですね! 物件探しはすぐに見つかったんですか?

大林さん: いや、これがなかなか大変で…。ずっと探してたんですけど、なかなか見つけらずでして。その時に、池袋西口にある元々酒屋だった物件が閉店するという情報を手に入れて、「ここしかない!」と思って交渉しました。

アガリコオリエンタルビストロ池袋の内観
アガリコオリエンタルビストロ池袋の内観

ケージー: でも、酒屋だった物件って、飲食不可とか制限があったりするんじゃないですか?

大林さん: まさにそうでした(笑)飲食店不可の物件だったので、オーナーを何度も説得して、最終的には「この人なら信用できる」と言ってもらえて契約できたんです。

アガリコオリエンタルビストロ池袋の外観①
アガリコオリエンタルビストロ池袋の外観①

ケージー: すごい…! そこまでして手に入れた物件だったんですね。

大林さん: でも、オープン前にちょうど東日本大震災が起こってしまったんです。

ケージー: そうだったんですね。。

大林さん: 物件契約のタイミングとほぼ同じ時期で、すごく迷いましたよ。計画停電もあって、「今、飲食店をやるべきなのか?」って。でも、もう覚悟を決めていたので、予定通り6月にオープンしました。

ケージー: その決断が「アガリコ」につながるわけですね。最初はどんなコンセプトでスタートされたんですか?

大林さん: 最初はアジア料理とワインの組み合わせをコンセプトにしました。神田のビノシティーの先輩から「こぼれワイン」を教えてもらって、お店でやってみました。これが結構流行りましたね(笑)

アガリコオリエンタルビストロ池袋のディナーメニュー
アガリコオリエンタルビストロ池袋のディナーメニュー

ケージー: 今ではよく見る「こぼれワイン」って、大林さんが広めたんですか!?

大林さん: 元祖ではないんですけど、広めたのは事実ですね(笑)池袋の人って、比較的ワインを飲む文化がなかったので、「アジア料理に合うワイン」を打ち出して、ワインブームに乗せる形で広めました。

ケージー: それがバズったわけですね! オープン直後の反響はどうでした?

大林さん: 最初の2ヶ月で月商600万円を突破しました。夜6時オープンなのに、連日満席で、行列ができるようになってましたね。最高月商は1480万円まで行きました。

ケージー: それはすごいですね…! でも、それって料理だけじゃなくて、マーケティングの戦略もハマった結果ですよね?

大林さん: そうですね。当時はFacebookで毎晩満席動画を投稿していたんです。これが話題になって、口コミでどんどん広まっていきました。

アガリコオリエンタルビストロ池袋の外観②
アガリコオリエンタルビストロ池袋の外観②

ケージー: SNS戦略もかなり先取りしていたんですね!

大林さん: はい。でも、「アガリコ」の強みは、ただの流行りじゃなくて、「本当に美味しいものを提供すること」でした。お酒に合う料理だけでなく、タイ料理やアジア料理の本場の味をしっかり再現することにもこだわっていました。

ケージー: それで、次々と新店舗をオープンされたんですね?

大林さん: そうですね。オープンから半年後には北千住に2号店を出しました。さらに、その3ヶ月後には中野に3号店を出店。この勢いでどんどん広がっていきましたね。

ケージー: まさに大成功のスタートですね! でも、一気に展開すると大変なこともあったんじゃないですか?

大林さん: もちろんです(笑)でも、それも含めて面白かったですね。とにかく、この時期は「どうやったらもっと美味しいものを、もっと楽しく提供できるか?」を常に考えていました。

海外進出と韓国での挑戦―「アガリコ」のグローバル展開

株式会社BigBelly代表・大林さん①
株式会社BigBelly代表・大林さん①

ケージー: それにしても、独立後の展開がすごいスピードですね。国内での店舗展開に続いて、海外にも進出されたんですよね?

大林さん: はい、2014年に韓国のソウルに「アガリコ」韓国1号店をオープンしました。

ケージー: 次は韓国にオープンされたんですね!? どういう経緯で進出を決めたんですか?

韓国に出店されたアガリコ韓国店①
韓国に出店されたアガリコ韓国店①

大林さん: たまたま日本の居酒屋協会の視察ツアーで韓国を訪れたときに、「ここならイケる!」って直感したんです。

ケージー: そんな経緯があったんですね..!!

大林さん: でも、韓国って日本の飲食文化がすごく受け入れられるんですよ。特に「アジア料理 × ワイン」っていうスタイルはまだなかったので、現地の飲食関係者に話したら、「これは絶対流行る!」って言われて、その場で韓国の企業と提携することが決まりました(笑)

ケージー: 決断がめちゃくちゃ早いですね!

大林さん: いやもう、「やるなら早いほうがいい」っていうのが僕のスタンスなんで(笑)韓国の企業側も、「すぐに物件を用意するから、メニューを考えてくれ」っていう感じでトントン拍子に話が進みました。

韓国に出店されたアガリコ韓国店②
韓国に出店されたアガリコ韓国店②

ケージー: それで、韓国1号店はどこにオープンしたんですか?

大林さん: 梨泰院(イテウォン)ですね。韓国でも外国人が多く集まるエリアで、グローバルな飲食文化が根付いている場所でした。

ケージー: なるほど、確かに梨泰院なら受け入れられそう! で、実際にオープンしてみて、反響はどうでした?

大林さん: もう、大ヒットでしたね。特に「Tボーンステーキ × ワイン」が爆発的に売れて、連日行列ができてました。

ケージー: おお、それはすごい! でも、日本と韓国では食文化の違いもあると思うんですが、苦労したことはありましたか?

大林さん: もちろんありましたよ。まず、韓国ってお酒文化が強いんですよね。日本なら「ちょっと軽く一杯」って感じの人が多いけど、韓国はガッツリ飲む文化がある。だから、ワインと合わせる料理のバランスを考えたり、「飲んだあとに食べるメニュー」を充実させたりしました。

ケージー: たしかに、韓国の人って深夜まで飲んでるイメージありますね。

大林さん: そうなんです。だから、「締めに合うアジア料理」を強化したり、「ハイボール文化を韓国に持ち込む」みたいなこともやってみたりしました。

ケージー: 韓国ってハイボール文化がなかったんですか?

大林さん: ほぼなかったですね。なので、「ハイボール × アジア料理」という新しい流れを作ってみたら、意外とウケたんですよ。

ケージー: すごい、飲食のトレンドまで作っちゃってるじゃないですか! その後も、韓国で店舗展開を続けられたんですか?

大林さん: はい。梨泰院の成功を受けて、そこから韓国国内で合計5店舗まで展開しました。

ケージー: 5店舗も!? それ、もう韓国で完全にブランド確立してますよね!

大林さん: でも、やっぱり海外は難しい部分もありましたね。日本と違って、現地のパートナー企業とのやり取りや、法律の違い、スタッフ教育の仕方とか、いろんな壁がありました。

ケージー: それでも5店舗まで展開できたのは、本当にすごいです! その後、韓国以外にも海外展開はされたんですか?

大林さん: そうですね。韓国の成功を踏まえて、香港やニューヨーク、ロサンゼルスの飲食市場も視察しました。特にアメリカのアジア料理ブームには注目していたので、ハワイへの出店もしましたね。

ケージー: やっぱり、世界を見据えた展開を考えていたんですね。

大林さん: はい。でも、ハワイは結局3年ほどで撤退してしまいました。そこでまずは、日本での基盤をしっかり固めることが重要だと思いました。いったん海外展開はストップして、日本国内の事業を強化する方向にシフトしたんです。

ケージー: なるほど、しっかりと戦略を考えた上での決断だったんですね。

大林さん: そうですね。でも、海外の飲食市場にはまだまだ可能性があるので、またタイミングを見てチャレンジしたいですね。

屋台スタイルで広がるアガリコの世界――「アガリコ屋台」の展開

東南アジア屋台アガリコ食堂の内観
東南アジア屋台アガリコ食堂の内観

ケージー: 大林さん、「アガリコ」ブランドってこれまでいろんな業態を生み出してきましたよね。最近では「アガリコ食堂」っていうスタイルも展開されていますが、これはどういうコンセプトなんですか?

大林さん: そうですね、「アガリコ食堂」は、もっとカジュアルに、もっと気軽にアジアの味を楽しめるようにした業態です。屋台の良さって、敷居が低くて、サクッと食べられて、何よりも活気があることなんですよね。その雰囲気を日本で再現したいなと。

東南アジア屋台アガリコ食堂の外観
東南アジア屋台アガリコ食堂の外観

ケージー: なるほど。アガリコさんの元々のビストロスタイルとは、また違った方向性ですよね。屋台スタイルを取り入れようと思ったきっかけは何だったんですか?

大林さん: これまで飲食店をやってきて思ったのは、やっぱり「スピード感」と「ライブ感」って大事だなってこと。タイやベトナムの屋台に行くと、すぐに料理が出てきて、どんどんお客さんが回転していく。あのスタイルって、日本でもウケるんじゃないかって考えたんです。あと、屋台ならではのワクワク感というか、エンタメ性みたいなものも演出したかった。

東南アジア屋台アガリコ食堂のラープガイ
東南アジア屋台アガリコ食堂のラープガイ

ケージー: 確かに、屋台って「食べるだけじゃなくて、楽しむ」要素も強いですよね。現在の「アガリコ食堂」の展開はどんな感じなんですか?

大林さん: 今は池袋を拠点にしてますけど、新宿とか、もっと地方都市にも展開できる可能性があるなと思ってます。屋台スタイルって、出店コストを抑えられるし、小さなスペースでも勝負できるんですよ。だから、フランチャイズ展開もしやすいんです。

ケージー: なるほど、屋台スタイルだからこそ、小回りが利くんですね。

大林さん: そうそう。例えば、イベント出店とか、期間限定のポップアップストアみたいな形もアリかなって。とにかく「アガリコ食堂」を通じて、日本のどこでも気軽に本場のアジア料理を楽しんでもらいたいですね。

ケージー: 屋台スタイルの「アガリコ」、めちゃくちゃ面白いですね!今後の展開が楽しみです!

挑戦は続く―大林さんのこれからの展望

ケージー: これまで数々の飲食店を立ち上げ、国内外でも展開されてきた大林さんですが、これからの展望についてお聞かせいただけますか?

大林さん: そうですね、今後も 「新しい食のスタイル」 を提案し続けていきたいと思っています。飲食業界って、トレンドがどんどん変わるじゃないですか。でも、単なる流行りを追うんじゃなくて、日本の中でまだ広まっていないものや、ちょっと視点を変えたアジア料理を提案していくのが面白いなと。

ケージー: 具体的に、どんなスタイルを考えているんですか?

大林さん: 例えば、地域ごとの食文化を活かしたアジア料理を作るのは面白いと思ってます。日本各地には美味しい食材があるので、それをアジアの料理と掛け合わせることで、新しい価値が生まれるんじゃないかなと。

ケージー:先日訪れた沖縄にあるアガリコ屋台さんとかは、まさに沖縄料理×エスニック料理の組み合わせでローカルの食文化を生かした料理提供をされてて、すごく感動したのを覚えてます!

大林さん:まさにローカル×アジア料理の掛け合わせを目指してますね!

ケージー: 日本のローカル食材とアジア料理の融合ですね!

大林さん: そうなんです。アジア料理は、まだ都市部中心で広がってる段階なので、地方にもっと広げていきたい。今、直近だと岡山への出展計画が進んでいますが、これがうまくいけば、全国各地で展開できる可能性もあるかなと考えています。

ケージー: それは楽しみですね!地方のアジア料理シーンがどんどん盛り上がりそうです。

大林さん: そうですね。それに、今後は 飲食店だけじゃない形で、アジアの食文化を広める方法 も模索していきたいですね。食べるだけじゃなく、知ってもらう、体験してもらう、みたいな形ですね。

ケージー: これまで以上に、アジア料理の可能性を広げていくと!

大林さん: そういうことです。飲食店経営って「お店を出して終わり」じゃなくて、そこからどう価値を広げていくかが大事なんですよね。だから、これからも「これまでにないアジア料理の形」を追求していきたいなと思っています。

ケージー: では最後に、これからお店に来る方や、ファンの皆さんに向けて、一言お願いします!

株式会社BigBelly代表・大林さん②

大林さん: まずは、いつも応援してくださっている皆さん、本当にありがとうございます!僕らは 「アジア料理の楽しさ」 をもっと広めていきたいと思っていますし、お店に来てくれた方が「ここでしか味わえない体験ができた!」と思ってもらえるように、これからも進化を続けていきます。

ケージー: すごくワクワクしますね!

大林さん: これからも 「こんなアジア料理、食べたことなかった!」 って驚いてもらえるようなお店を作っていくので、ぜひ遊びに来てください!お待ちしてます!

ケージー: 今日はたくさんお話を聞かせていただき、ありがとうございました!

大林さん: こちらこそ、ありがとうございました!

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