エスニックマガジン監修者のケージー(https://lit.link/kgethnicfood)です!
全国450店舗以上のエスニック料理店を訪問し、エスニック情報を日々発信しています!
今回は、ガパオライスについて紹介します!
- ガパオライスってどんな料理?ガパオとは違うの?
- 色々な種類のガパオがあって、イマイチ違いが分からず注文に困る、、、
- 家でも作れるレシピやお手軽キットを知りたい!
などの疑問やお悩み、要望ををお持ちではないでしょうか?
ガパオライスはタイ料理の代表格といっても過言ではない、大人気料理です!
日本では「ガパオライス」として知られていますが、タイでガパオライスと言っても通じないんだそう!
そのあたりも詳しく解説します!
この記事では、タイ料理の絶対的王者「ガパオライス」について、ルーツや文化的背景なども交えながら紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
ガパオライスってどんな料理?
まずは、ガパオライスがどんな料理なのかを詳しく解説していきます!
ガパオはそもそも料理名ではない!?
いきなり、前提を否定することになっちゃいますが…(笑)
実は「ガパオ」という言葉自体は料理名ではなく、ホーリーバジルという植物を指すのです。
上の写真のような料理は、タイ語でパット・ガパオ(ผัดกะเพรา)といいます。
パットは日本語で「炒める」という意味なので、ホーリーバジルの炒め物ということになりますね!
ホーリーバジルとメインの具材の他には、
・ナンプラーシーユ―(タイのソイソース)
・オイスターソース
・唐辛子
・砂糖
などで味付けがされています!
ルーツは第二次世界大戦時
パット・ガパオの起源は、第二次世界大戦中に遡ります。
当時のタイの大統領が掲げる文化的方針の中で、普及していったと言われています。
「History of Phat Kaprao Kai」というWebサイト(原文はタイ語)には
- パット・ガパオはタイ料理コンテストの料理の中のひとつであったこと
- 当時のタイには炒め物のメニューはなく、中国人が炒め物を持ち込んだこと
が記載されています。
以前紹介したカオマンガイやカオソーイもそうだったように、タイ料理は中国料理に影響を受けたものが多いなという印象を受けました!
日本人向けにアレンジされた ”ガパオライス”
パット・ガパオを日本人向けにアレンジしたのが、ガパオライスなんです!
ガパオライスには主に、
- 鶏 or 豚ひき肉
- ナンプラー
- 醤油
- 酒
- 豆板醬
- 砂糖
- オイスターソース
などを用います。
上記のパット・ガパオの主な材料と比べると、醬油や酒など日本由来の調味料が入っていることが分かります。
これらを用いることで、日本人も食べやすい味に仕上がっているんです!
また、日本ではホーリーバジルよりもスイートバジルを使うことが多いのも、本家との大きな違いですね。
比較してみると、違いがよく分かりますね!
ただ、日本のタイ料理店では「ガパオライス」という表記でも本場のパット・ガパオに近いものもあったりします。
店舗ごとの違いを楽しんでみてください♪
ガパオライスをお店で注文する際に役立つ用語をご紹介!
みなさん、タイ料理店に行った際に
- ガパオガイ、ガパオムーって何が違うの?
- 日本語表記がなくて、どれが自分の食べたいガパオ炒めを指すのか分からない、、、
- 鶏肉と豚肉以外のガパオ炒めも食べてみたい!
と思ったことがあるのではないでしょうか?
そこで!
様々な種類の「ガパオ炒め」を指すタイ語を以下にまとめますので、ぜひ見ながら注文してみてください♪
- パット・ガパオ・ガイ(ผัดกะเพราไก่ ) 鶏肉のガパオ炒め
- パット・ガパオ・ムー (ผัดกะเพราหมู ) 豚肉のガパオ炒め
- パット・ガパオ・ムーサップ(ผัดกะเพราหมูสับ )みじん切り豚肉のガパオ炒め
- パット・ガパオ・ムークロップ(ผัดกะเพราหมูกรอบ )カリカリ豚肉のガパオ炒め
- パット・ガパオ・ヌア( ผัดกะเพราเนื้อ )牛肉のガパオ炒め
- パット・ガパオ・ヘット(ผัดกะเพราเห็ด)きのこのガパオ炒め
- パット・ガパオ・タレー(ผัดกะเพราทะเล)海鮮のガパオ炒め
お家で作れる!ガパオライスのレシピ
自宅で作る際の参考になるレシピサイトです!
動画付きなので、見ながら作れます!
また、市販のガパオの素を使えば、ひとつで味がばっちりキマります!
こちらもぜひチェックしてみてください♪
お家でもガパオを楽しむならこちら!
まとめ
この記事では、タイ料理の代表格「ガパオライス」について紹介しました!
第二次世界大戦後にタイの国民食となった料理で、タイ語でパット・ガパオ(ผัดกะเพรา)と言います。
それが「ガパオライス」として日本に伝わり、人気を博しているのですね!
タイ料理初心者の方でもチャレンジしやすいですし、玄人の方にとっても、バリエーションが豊富で探求が楽しい料理かと思います!
ここまで読んでいただいて、食べたくなったそこのあなた!
今日のランチやディナーに早速いかがでしょうか♪
料理についての知識が増えると、さらに食べるのが楽しくなる!
この記事がそのきっかけになれば幸いです♪