この度、エスニック料理をこよなく愛するエスニックマガジンのフォロワーの皆さんにご協力いただき、大規模なアンケート調査を実施しました。テーマはズバリ、「あなたが一番好きなエスニック料理は何ですか?」。
普段から様々なエスニック料理店に足を運んでいるフォロワーの皆さんだからこそ知っている、本当に美味しいエスニック料理の数々。そのリアルな声を集計し、待望の2025年夏版ランキング形式で発表します!

エスニック料理店のオーナー様にとっては、お客様の嗜好を知る貴重なデータとなるはずです。ぜひ、今後のメニュー開発やプロモーションの参考にしていただければ幸いです。
そして、エスニック料理ファンの皆さんにとっては、「やっぱりこれだよね!」という共感や、「こんな料理もあるんだ!」という新たな発見があることでしょう。さあ、あなたの好きなあの料理は一体何位にランクインしているでしょうか?早速見ていきましょう!
アンケート概要

今回実施したアンケートの概要は以下の通りです。
・対象者: Instagramのエスニックマガジンフォロワー
・回答者数: 約500人
・調査方法: Instagramストーリーズでのアンケート機能を利用
・質問内容: 「あなたが一番好きなエスニック料理は何ですか?」
約500人ものエスニック料理愛好家の方々にご回答いただき、本当にありがとうございました!皆さんの熱い想いが詰まったこのランキング、どうぞお楽しみください。
みんなが選んだ!エスニック料理ベスト20ランキング発表!
それでは、お待たせしました!フォロワーの皆さんが選んだ、好きなエスニック料理ランキングを発表します。各料理の魅力についても詳しくご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
第1位:カオソーイ(90票)

堂々の第1位に輝いたのは、タイ北部チェンマイ名物の「カオソーイ」!
ココナッツミルクをベースにした濃厚なカレースープに、揚げ麺と茹で麺の2種類の麺、そして柔らかく煮込まれた鶏肉が特徴のタイラーメンです。

揚げたてのパリパリとした食感と、もちもちとした茹で麺のコントラストが楽しく、ライムを絞ったり、高菜の漬物や赤玉ねぎ、チリペーストなどを加えて味の変化を楽しむのが一般的です。その複雑で奥深い味わいは、一度食べたら忘れられない魅力を放ちます。
2年前まではそこまで認知度がなかったカオソーイですが、今回のアンケートでは大きく躍進して、前回のカオマンガイを抜いて堂々の1位に!おめでとうございます◎

第2位:パッタイ(72票)

タイを代表する国民的料理、「パッタイ」が第2位にランクイン!
米麺をタマリンド、ナンプラー、パームシュガーなどで甘辛く炒めたものです。具材は海老、もやし、ニラ、豆腐などが一般的で、砕いたピーナッツやパクチー、ライムを添えて提供されます。

甘み、酸味、塩味、辛味が絶妙に調和した味わいは、世界中の人々を魅了しています。屋台でもレストランでも手軽に楽しめる人気の高い一品です。

第3位:カオマンガイ(60票)

パッタイと同票で第3位に食い込んだのは、タイのソウルフード「カオマンガイ」!
鶏のだしで炊き込んだご飯の上に、茹でた(または揚げた)鶏肉を乗せたシンプルな料理です。特製のタレをかけて食べるのが特徴で、生姜やニンニクが効いた醤油ベースのタレや、味噌ベースのタレなど、お店によって様々なバリエーションがあります。シンプルながらも鶏肉の旨味とご飯の相性が抜群で、老若男女に愛されています。

第4位:フォー(40票)

ベトナムの国民食、「フォー」が第4位に。
米粉で作られた平たい麺を、鶏ガラや牛骨からとったあっさりとしたスープでいただく温かい麺料理です。牛肉のフォー(フォー・ボー)と鶏肉のフォー(フォー・ガー)が一般的で、香草やライム、唐辛子などを加えて自分好みに味を調整するのがベトナム流。優しい味わいと豊かな香りが特徴で、日本でも非常に人気が高いです。

第5位:ガパオ(35票)

タイ料理の定番中の定番、「ガパオライス」が第5位。
豚ひき肉や鶏ひき肉をホーリーバジル(ガパオ)と一緒に炒め、ご飯に乗せて目玉焼きを添えた料理です。ナンプラーやオイスターソースで味付けされており、バジルの香りが食欲をそそります。手軽に食べられることから、日本のタイ料理店でも非常にポピュラーなメニューです。

第6位:バインミー(30票)

ベトナムの絶品サンドイッチ、「バインミー」が第6位。
フランスパンに、パテ、焼豚、なます(大根と人参の酢漬け)、パクチーなどを挟んだベトナム風サンドイッチです。外はパリッと、中はふわっとしたパンの食感と、具材のハーモニーが特徴。様々な具材の組み合わせがあり、朝食にもランチにもぴったりです。

第7位:グリーンカレー(28票)
タイカレーの代表格、「グリーンカレー」が第7位。
青唐辛子をベースにしたグリーンカレーペーストとココナッツミルクをたっぷり使った、辛さの中に濃厚なコクと甘みがあるカレーです。鶏肉やナス、タケノコ、ピーマンなどの具材が入っており、ご飯と一緒に食べると最高にマッチします。
第8位:トムヤムクン(25票)

世界三大スープの一つ、「トムヤムクン」が第8位。
海老を使った酸っぱくて辛いタイのスープです。レモングラス、コブミカンの葉、ガランガル、唐辛子といったハーブやスパイスが複雑に絡み合い、独特の香りと味わいを生み出しています。その刺激的な風味は、一度味わうと忘れられない魅力があります。
第9位:ソムタム(19票)

タイの青パパイヤサラダ、「ソムタム」が第9位。
熟していない青パパイヤを千切りにし、インゲン、トマト、ピーナッツ、干しエビなどと一緒に、唐辛子、ニンニク、ナンプラー、ライムなどで和えたサラダです。酸味、辛味、甘味、塩味が複雑に絡み合い、シャキシャキとした食感が特徴。辛いものが好きな方にはたまらない一品です。
第10位:プーパッポンカリー(17票)

タイの人気シーフード料理、「プーパッポンカリー」が第10位。
カニをカレー粉、ココナッツミルク、卵などで炒め煮にした料理です。まろやかな卵とカレーの風味がカニの旨味と絶妙にマッチし、ご飯が進む一品です。辛さは控えめで、誰にでも食べやすい味わいが魅力です。
第11位:ラープ(12票)

タイ東北部イサーン地方の代表的な料理、「ラープ」が第11位。
豚ひき肉や鶏ひき肉などを炒め、煎り米、ライム汁、ナンプラー、ミント、赤玉ねぎ、唐辛子などで和えたスパイシーなサラダです。

独特の香ばしさと爽やかなハーブの風味が特徴で、もち米や新鮮な野菜と一緒に食べるのが一般的です。
第12位:ヤムウンセン(11票)

タイの春雨サラダ、「ヤムウンセン」が第12位。
茹でた春雨を海老、イカ、ひき肉、セロリ、玉ねぎなどと一緒に、ライム汁、ナンプラー、唐辛子などでピリ辛に和えたサラダです。さっぱりとした中に旨味と辛味があり、食欲をそそります。
同率13位:パッシーユ(9票)

タイの太麺焼きそば、「パッシーユ」が同率13位。
幅広の米麺(センヤイ)を、菜の花やカイラン菜、豚肉などと一緒に甘めの黒醤油やオイスターソースで炒めた料理です。もちもちとした麺と、香ばしい醤油の風味が特徴で、パッタイとはまた異なる魅力があります。
同率13位:マッサマンカリー(9票)

「世界一美味しい料理」とも評されたタイカレー、「マッサマンカリー」が同率13位。
比較的辛さが控えめで、甘みとコクが強いのが特徴です。鶏肉やジャガイモ、ピーナッツなどが入り、シナモンやカルダモンなどのスパイスが豊かな香りを生み出します。
第15位:バインセオ(7票)

ベトナム風お好み焼き、「バインセオ」が第15位。
米粉とココナッツミルクをベースにした生地にターメリックで色をつけ、豚肉、海老、もやしなどを挟んで焼いたものです。ライスペーパーやレタスで巻いて、甘酸っぱいタレ(ヌクチャム)につけて食べます。外はカリカリ、中はもちもちとした食感が楽しめます。
第16位:バクテー(6票)

シンガポールやマレーシアの薬膳スープ、「バクテー」が第16位。
豚のスペアリブを漢方やハーブと一緒に煮込んだスープです。醤油ベースの濃厚なものや、胡椒が効いたあっさりしたものなど地域によって特徴があります。滋養強壮に良いとされ、ご飯と一緒に食べたり、スープをパンに浸して食べたりします。
第17位:ムーガタ(5票)

タイの焼肉と鍋の融合、「ムーガタ」が第17位。
中央が盛り上がった鉄板で肉を焼き、その周りの溝でスープを煮て野菜などを楽しむ、いわばタイ風BBQ&鍋です。香ばしい肉と野菜の旨味が溶け込んだスープが同時に味わえる、エンターテイメント性も高い料理です。
第17位:ルンダン(5票)

インドネシアの伝統的な肉料理、「ルンダン」が第18位。
牛肉をココナッツミルクと様々なスパイスで長時間煮込んだ料理です。水分がなくなるまで煮詰めることで、肉に味が凝縮され、非常に濃厚で深い味わいになります。世界一美味しい料理の一つとも言われています。
第19位:ブンチャー(4票)

ベトナムのつけ麺、「ブンチャー」が第19位。
温かい甘酸っぱいタレに、炭火で焼いた豚肉のつくねや焼肉、米麺(ブン)、たくさんの香草や野菜を浸して食べる料理です。爽やかな風味と肉の旨味が絶妙にマッチし、食欲がない時でもするすると食べられます。
第20位:ラクサ(3票)

シンガポールやマレーシアの麺料理、「ラクサ」が第20位。
ココナッツミルクをベースにした濃厚なカレースープに米麺(または卵麺)を入れ、海老、油揚げ、もやしなどをトッピングしたものです。地域によって辛さや香辛料が異なり、様々なバリエーションがあります。その複雑で深い味わいは、一度食べたら病みつきになる魅力があります。
番外編:わずか1票でも熱烈なファンがいるエスニック料理!
今回のアンケートでは、残念ながら1票のみのランクインでしたが、それでも熱烈なファンがいる魅力的なエスニック料理が多数ありました!
これらの料理も、エスニック料理の奥深さを知る上で欠かせない存在です。では順に料理を見ていきましょう!
ムータクライ(タイ)

豚肉や鶏肉をレモングラスなどのハーブと一緒に炒めた、香りの良いタイ料理。
さっぱりとしていながらも、ハーブの香りが食欲をそそります。
ホッケンミー(シンガポール/マレーシア)

卵麺と米麺を海老、イカ、豚肉などと一緒に炒めた麺料理。
醤油ベースの濃厚な味付けが特徴で、シンガポールやマレーシアの屋台でよく見られる料理です!
ミーアヤム(インドネシア)

鶏肉の甘辛煮を乗せたインドネシアのラーメン。
鶏の旨味と甘辛いタレが麺によく絡み、野菜やフライドオニオンなどを加えて食べます。
バミーヘーン(タイ)

タイの汁なしラーメン。卵麺に豚のチャーシュー、魚のすり身団子などを乗せ、甘辛いタレと和えて食べます。
様々な具材の食感が楽しめます!
パッキーマオ(タイ)

「酔っぱらいの炒め麺」という意味を持つタイの激辛焼きそば。
幅広の米麺を、牛肉やシーフード、野菜、そして大量の唐辛子とガパオ(ホーリーバジル)で炒めた、刺激的な味わいが特徴です。辛いもの好きにはたまらない一品です。
これらの料理も、まだ食べたことがない方はぜひ一度挑戦してみてはいかがでしょうか?新たなエスニック料理の扉が開くかもしれません!
結論:エスニック料理は多様で奥深い!

今回の「フォロワー3万人に聞いてみた!2025年夏 みんなが好きなエスニック料理ランキング!」はいかがでしたでしょうか?
上位にはタイやベトナムの定番料理が並びましたが、20位までのランキングや番外編では、日本ではまだ知られていないけれど、現地では愛されている魅力的な料理が多数ランクインしました。
これは、エスニック料理の持つ多様性と奥深さを改めて実感する結果と言えるでしょう。特に今年はカオソーイが1位となったのが正直びっくりでした笑
エスニック料理店のオーナー様にとっては、今回のランキング結果が、新商品開発のヒントになれば幸いです。特に上位にランクインした料理は、多くのお客様が「好き」と感じる可能性が高いメニューであり、集客アップにも繋がりやすいかもしれません。
また、惜しくもランク外だったり、番外編で紹介した料理の中にも、ニッチなニーズや新たなトレンドを生み出す可能性を秘めたものがたくさんあるなと思いました〜
エスニック総研では、これからも皆さんのエスニックライフをより豊かにするため、様々な情報やイベントをお届けしていきます。引き続き、エスニック総研の活動にご期待ください!