
エスマガライターのMoeです!
今回は、揚げ春巻きについて紹介します!
- 揚げ春巻きってどんな料理?
- 中国の春巻きとは何が違うの?
- おすすめの食べ方は?
- 揚げ春巻きは健康的?栄養成分についても知りたい!
- 家でも作れる?おすすめのレシピを紹介してほしい!
- 美味しい揚げ春巻きが食べれるお店を紹介してほしい!
などの疑問や要望をお持ちではないでしょうか?
揚げ春巻きは、ベトナム全土で親しまれている伝統料理です。



実は、現地では生春巻きよりも食べられているんだとか。
ベトナム料理の代表格といっても過言ではないですね!
日本でもフォーや生春巻きと並ぶほどの知名度があり、料理系の特集でも取り上げられるなど大注目の料理です!
この記事では、「揚げ春巻き」についてルーツや文化的背景も交えながら紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね!


(株)イコック代表取締役。香川県直島町出身。学生時代にバックパッカーで32カ国を旅する。その後エスニック料理店特化のInstagramアカウント「ケージー | エスニックマガジン」を立ち上げ、9ヶ月でフォロワー1万人を達成。卒業後は(株)リクルートに入社し、ホットペッパーグルメに配属。関東圏での新規営業・大阪でのリテール営業を経て退職し、イコックを創業。現在は当メディア「エスニックマガジン」や姉妹サイトの「エスニック総研」を展開しながらエスニック料理店向けの集客コンサルティングを行うとともに、地元直島でインバウンド向け情報サイト「Finding Naoshima」の運営にも取り組む。
揚げ春巻きはベトナムで超定番の伝統料理!


まずは、揚げ春巻きがどんな料理なのかを詳しく解説していきます!
地域で呼称が異なる!?
実は、揚げ春巻きの呼称は北部と南部で異なるんです。
それぞれ
- ネムザン:nem rán (北部)
- チャージョー/チャーゾー:chả giò (南部)
と呼ばれています。
南北で呼称が異なるのはなぜなのでしょうか?
これには、歴史的背景が関係しているのではないかと考えられます。
中国とフランスの影響を受けながら独自に発展
揚げ春巻きのルーツは、中国の春巻きにあるといわれています。
ベトナム料理自体が隣接する中国の影響を大きく受けているので、この説は有力なのではないかと思われます。
さらに、揚げ春巻きの歴史について「TEMPOS food media」の記事に以下の記載がありました。
チャージョーは、もともとベトナムの北部で生まれたといわれています。北部の寒冷な気候の中で、保存が効く料理として扱われ、特に旧正月(テト)などの祝祭日に家庭で作られることが多かったのです。
TEMPOS food media(2024) 「 カリッとした食感がクセになる!!ベトナム発祥の料理『チャージョー』について解説!」
ベトナム北部は中国と隣接するので、中国の影響を受け、北部で誕生したと考えられますね。



でも、発祥の地なのに「チャージョー」ではないのはなぜなんだろう?
これについても同記事の記載を引用します。
フランス植民地時代には、フランス料理の影響を受けて「ネム」と呼ばれるようになり、フランスの揚げ春巻き「ネム・フライ」との融合が見られるようになりました。
TEMPOS food media(2024) 「 カリッとした食感がクセになる!!ベトナム発祥の料理『チャージョー』について解説!」
北部でネムザン(nem rán)と呼ばれているのも納得ですね。
その後、南北それぞれで地域ごとに発展していったというわけです。
具体的には
- 北部は大きめのものを一口大にカットする
- 南部は一口大サイズのものがいくつか提供される
といったような違いがあります。
まとめると、揚げ春巻きは中国とフランスの影響を受けながら地域ごとに独自に発展した料理といえますね!
主な材料
揚げ春巻きの主な材料は
- ライスペーパー
- ひき肉
- 春雨
- きくらげ
- 玉ねぎ
- にんじん
などです。
具材をライスペーパーで包んで、油で揚げて完成です!
揚げることで具材のうまみが凝縮され、食べた瞬間豊かな風味が口いっぱいに広がります。



サクサク&ジューシーでたまらなくクセになる!
冗談抜きで、いくらでも食べれます(笑)
中国の春巻きとの違いは?


中国の春巻きとの決定的な違いは「皮」にあります。
中国の春巻きは小麦粉由来の皮で具を包むのに対して、ベトナムの揚げ春巻きは米粉で作れらる「ライスペーパー」を用います。
小麦粉由来の皮は揚げるとパリパリに、ライスペーパーはスナックのようなサクサクで軽い口当たりになるんです。
また、地域差はありますが、ベトナムの揚げ春巻きの方がサイズが小さい傾向にあります。



たしかに、よく考えてみると皮の食感もサイズも全然違う!
おすすめの食べ方は?
揚げ春巻きってどう食べると美味しいの?
という疑問にお答えするべく、おすすめの食べ方を2種類紹介します!
タレにつけて
揚げ春巻きは、「ヌクチャム」という甘酸っぱいタレにつけて食べるのが定番です!
ヌクチャムの主な材料は
- ヌクマム(ベトナムの魚醤)
- 砂糖
- レモンやライムなどの果汁
- にんにく
- 唐辛子
- 水
などで、ベトナムでは万能なつけだれとして重宝されています。
生野菜と一緒に提供される場合は、生野菜で揚げ春巻きを巻いてタレにつけていただきます!
お家でもヌクマムを楽しむならこちら!


ブンと一緒に


現地ではブンと一緒に食べることも多く、ブンチャージョー(ブンチャーゾー)という料理名で親しまれています。
ブンチャージョーとは、ベトナムの汁無し麺のこと。
米粉ベースの細麺ブン・チャージョー・生野菜などにタレをまわしがけ、よく混ぜていただきます。
モチモチの麺、サクサクのチャージョー、しゃきしゃきの野菜にタレがよくからみ絶品です。
日本でもベトナム料理店などで食べることができるので、みつけたらぜひ注文してみてください!
揚げ春巻きは健康的?気になる栄養価について!
揚げ春巻きの気になる栄養価について、1食当たりの推奨摂取量と比較してみます。
栄養成分 | 揚げ春巻き(1食あたり) | 1食当たりの推奨摂取量 |
---|---|---|
カロリー | 150kcal | 536~751kcal |
タンパク質 | 5.3g | 15~34g |
脂質 | 8.2g | 13~20g |
炭水化物 | 15.3g | 75~105g |
1食当たりの推奨摂取量:カロリーSlismのデータから抜粋
脂質の項目に注目すると、揚げ物にしてはかなり低いことがわかります。
ダイエット中でも罪悪感なく食べることができそうですね!
ただ、揚げ春巻きはサイド的な位置づけなので、メイン料理が何か一品ほしいところです。
そんな時は、高タンパクで低脂質なフォーと一緒に食べると、全栄養素がバランスよく補えます!



グルテンフリーだし、脂質は低いし体に良いことしかない!
明日のランチはフォーと揚げ春巻きのセットを食べに行こうかな!
お家で作れる!揚げ春巻きのレシピ
揚げ春巻きをお家で作る際に参考になるレシピ動画です。
工程をみながら作れるので、はじめてでもチャレンジしやすいかと思います!
材料は、生春巻きとほとんど同じです。
最後に揚げる工程を加えることで、揚げ春巻きになりますよ!
お家でもベトナム風春巻きを楽しむならこちら!




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お家でもスイートチリソースを楽しむならこちら!
揚げ春巻きが美味しいベトナム料理店
ここからは、揚げ春巻きが美味しいおすすめのベトナム料理店を地域別に紹介していきます!
「あわせて読みたい」のリンクから、該当の記事(訪問記)に飛ぶことができますよ。
東京都
サイゴンレストラン(豊島区池袋)


リゾートレストラン ホーチミン(豊島区池袋)


フォーベト(豊島区西池袋)


ミス・サイゴン(渋谷区道玄坂)


エビス バインミーベーカリー(渋谷区恵比寿)


ベトナムちゃん(新宿区百人町)


ベトナム料理レストラン 333(新宿区百人町)


サイゴン 有楽町国際フォーラム店(千代田区丸の内)


チョップスティックス 下北沢店(世田谷区北沢)


千葉県
ベトナム家庭料理 マンダリンカフェ(船橋市湊町)


大阪府
アンゴン(大阪市中央区南船場)


まとめ


今回は、「揚げ春巻き」を紹介しました。
ライスペーパーで具材を包んで揚げるベトナムの定番料理です。
南北の差や、中国の春巻きとの違いもおわかりいただけただかと思います!
揚げ物ですがヘルシーで満足感も高いので、健康志向の方にもおすすめです。
おすすめの食べ方やレシピを参考に、日々の食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか!



揚げ春巻きはお店ごとに違いが出やすいです!
ベトナム料理店を巡って食べ比べてみるのなんかも良いですね♪